社会福祉士 合格絵本

35回 過去問題をイラストとリンクで解説しています

令和2年(32回)問題 人体の構造と機能及び疾病

32回問題をおさらいします。

参考書や、マニュアル等を使って調べてみました。

間違っていたら失礼致します(^^)

 

問題1 人体の構造と機能に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1.視覚は、後頭葉を中枢とする。

  2.腸管は、口側より、空腸、回腸、十二指腸、大陽の順番である。

       3.肺でガス交換された血液は、肺動脈で心臓へと運ばれる。

  4.横隔膜は、消化管の蝉動に関わる。

  5.副甲状腺ホルモンは、カリウム代謝をつかさどる。

 

答え

  1.〇 

  2.× 腸管は、口側より、十二指腸、空腸、回腸、大腸の順番である。

  3.× 肺静脈で心臓へと運ばれる。

  4.× 横隔膜は、胸腔と腹腔の境界にあり、呼吸筋の1つである。

  5.× 副甲状腺ホルモン(PTH)は、骨からカルシウムを血中に移動する

     とともに、腎臓からの取り組みを増加させて血中のカルシウムを高くする。

 

 

問題2 高齢者の脱水に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  1.体全体の水分量は、若年者と変わらない。

  2.喉の渇きを感じやすいため、脱水になりにくい。

  3.一日の水分摂取量は、若年者より多い。

  4.降圧利尿薬の服用は、脱水の原因にならない。

  5.腎臓による水の再吸収能力が、低下している。

 

答え

  1.× 高齢者は、筋肉量が減少し、脂肪量が増えるため、

       体内の水分貯蔵量が減少する。

  2.× 喉の渇きを感じにくく、脱水に陥りやすい。

  3.× 口喝を感じにくいため、一日の水分量は低い。

  4.× 利尿剤は、尿を増やして体に溜まった余分な塩分や水分を

       排出させて血圧を下げるため、脱水しないよう水分補給を

      することが大事である。

  5.〇

 

問題 3 消化器の構造と機能に関する次の記述のうち、

     適切なものを1つ選びなさい。

   1.唾液には、消化酵素は含まれない。

   2.胃粘膜からは、強アルカリ性の消化液が分泌される。

   3.膵臓には、内分泌腺と外分泌腺がある。

   4.小腸は、水分を吸収しない。   

   5.胆汁は、胆のうで作られる。

 

答え

  1.× 唾液には、アミラーゼ(消化酵素)が含まれる。

  2.× 胃粘膜から、強酸性の消化液が分泌される。

  3.〇

  4.× 小腸は水分を吸収する。

  5.× 胆汁は、肝臓で作られる。

 

 

問題4 事例を読んで、国際生活機能分類ICF)に基づいて分類する場合、

    正しいものを1つ選びなさい。

    【事例】

     Aさん(50歳、男性)は、脳出血により片麻痺を残したが、

     リハビリテーションによって杖と下肢装具を用いた自立歩行を

     獲得し、復職を達成した。混雑時の通勤の負担と、思うように

     ならない自分の落ち込みから仕事を休みがちとなったが、職場

     より出勤時間の調整が図られ、仕事を再開するに至った。

 

    1.片麻痺は、「活動」に分類される。

    2.歩行は、「心身機能・身体構造」に分類される。

    3.歩行に用いた杖と下肢装具は、「個人因子」に分類される。

    4.気分の落ち込みは、「活動」に分類される。

    5.出勤時間調整の職場の配慮は、「環境因子」に分類される。

 

答え 

    1.〇

    2.歩行は「活動」

    3.杖と下肢装具は「環境因子」

    4.気分の落ち込みは「心身機能」

    5.出勤時間調整の職場の配慮は「参加」

 

 

問題 5 1975年にWHOが採択したアルマ・アタ宣言に関する次の記述のうち、

     正しいものを1つ選びなさい。

  1.先進国と開発途上国における人々の健康状態の不平等について

    言及している。

  2.政府の責任についての言及はない。

  3.自己決定権についての言及はない。

  4.保険ニーズに対する第一義的責任は、専門職個人にあると言及している。

  5.地域、国家、その他の利用可能な資源の活用についての言及はない。

 

 

答え

  1.〇

  アルマ・アタ宣言

  すべての人に健康をスローガン

  すべての国々、特に開発途上国において、技術協力の精神、新国際経済

  秩序との調和の下でPHC(プライマリーヘルスケア)を発展させ、実践

  するために、国家的国際的に緊急かつ効果的なアクションをとる必要性が

  訴えられた。

 

問題 6 次のうち、脳血管性認知症の特徴的な症状として、

     適切なものを2つ選びなさい。

  1.パーキンソン症状

  2.まだら認知症

  3.幻視

  4.感情失禁

  5.常同行動

 

答え

  1.× パーキンソン症状は、神経細胞が破壊され、ドーパミン

      でなくなり、体を自由に動かせなくなる病気。

  2.〇

  3.幻視は、脳血管性認知症の症状ではない。

  4.〇

  5.常同行動がみられる病気は、前頭側頭葉変性症で、脳の前頭葉

    側頭葉が委縮しておこる病気である。

 

常同行動を詳しく説明しているページはこちら↓

xn--q9jb1h748yi6gtwe.com

 

脳血管認知症の参考ページはこちら↓

www.tyojyu.or.jp

 

問題 7 近年のリハビリテーションに関する次の記述のうち、

     適切なものを1つ選びなさい。

 

1.がんは、リハビリテーションの対象とはならない。

2.内部障害は、リハビリテーションの対象とはならない。

3.脳卒中リハビリテーションは、急性期、回復期、生活期(維持期)

  に分けられる。

4.リハビリテーションは、機能回復訓練に限定される。

5.リハビリテーションを担う職種には、言語聴覚士は含まれない。

 

答え

1.× がんは、リハビリテーションの対象となる。

2.× 内部障害は、リハビリテーションの対象となる。

3.〇

4.× リハビリテーションとは、医師の指示に基づき専門職員の行う、

    機能の維持・回復を目的とする訓練である。

5.× リハビリテーションを担う職種には、言語聴覚士も含まれる。

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